「トリミングから帰ってきたら目が真っ赤だった」
インスタでそんな投稿を見かけるたびに、胸が痛くなります。私も、茶々丸が同じ経験をしているからです。
そして最近、私自身も気づきました。美容院に行くたびに蕁麻疹が出る。髪が抜ける。頭皮に湿疹が出る。「体質かな」と思っていたら、シャンプー剤を変えてマイボトルを美容院に持ち込んだとたん、すべての症状が消えました。
犬も人間も、同じだったのです。
この記事では、シャンプー剤に含まれる成分の問題点と、茶々丸と私の実体験を重ねながら、正しいケアの選び方をお伝えします。
トリミング後に目が赤くなる——その原因
トリミングから帰ってきた愛犬の目が充血している。これはよくある話ですが、「トリミングのストレスかな」と見過ごしている方が多いのが現実です。
目が赤くなる原因としてまず疑うべきは、シャンプー剤に含まれる成分への反応です。
茶々丸には長年、手作り食を理解してくれるトリマーさんにお願いしていました。そのトリマーさんはシャンプー剤を使わず、お湯洗いのみでニームオイルで仕上げてくれていました。茶々丸の目が赤くなることは一切ありませんでした。
そのトリマーさんが閉店し、別のトリマーさんに変えたとき——茶々丸は目を真っ赤にして帰ってきました。当時の私は、シャンプー剤がここまで影響するとは思っていませんでした。
「アレルギー用」シャンプーでも逆くしゃみが出た
コロナ禍で自宅でのケアに切り替え、アレルギー犬用と書かれたシャンプー剤を使ってみました。
結果は——逆くしゃみと目の充血でした。
「アレルギー用」と書いてあるから安心、ではないのです。
シャンプーの配合成分がアレルギーを引き起こすリスクがある可能性は考慮しなければなりません。たとえばオーツ系(オートミール)配合のシャンプー剤を使用することで、穀物アレルギーの動物に症状をもたらす可能性があります。
「アレルギー対応」「低刺激」「天然成分」という言葉に安心しがちですが、何がアレルギー対応なのか、どんな天然成分なのかを成分表で確認することが本当に大切です。
シャンプー剤に含まれる「要注意成分」
シャンプー剤の大部分は水と界面活性剤からできており、その他、保湿剤、薬剤、防腐剤、色素、香料などが含まれます。シャンプーの特性を決めるのはおもに界面活性剤といえます。
① 合成界面活性剤(高級アルコール系)
界面活性剤の種類が最大のポイントです。強すぎると皮膚に刺激を与え、弱すぎると汚れが落ちにくいため、それぞれの肌の性質や病状によって適切な成分を選ぶことが大切です。
特に注意したいのは「ラウリル硫酸ナトリウム」「ラウレス硫酸ナトリウム」などの高級アルコール系界面活性剤です。
合成界面活性剤の肌への懸念は、タンパク質変性作用があるために、皮膚の深部に浸透して、じょじょに皮膚バリアを壊してしまうことにあります。
皮膚バリアが壊れると、細菌・アレルゲン・刺激物質が体内に入りやすくなり、慢性的な皮膚トラブルへとつながります。
② 合成香料
犬の嗅覚は人間の数千倍。強い香りは負担になります。
トリミング後に「いい匂い」がするほど、犬にとっては強烈な刺激になっている可能性があります。逆くしゃみは、鼻・喉への刺激のサインのひとつです。
③ パラベン・合成防腐剤
パラベンやシリコーンは、特に敏感肌の犬に悪影響を及ぼす可能性があります。これらの成分は皮膚刺激やアレルギー反応を引き起こし、かゆみや炎症、発赤などの症状を引き起こすことがあります。アトピー性皮膚炎の素因がある犬種では症状を悪化させる恐れがあります。
④ 合成着色料
見た目をきれいにするためだけの成分で、犬には不要です。
私自身も「シャンプー剤の被害者」だった
実は、私自身も長い間、シャンプー剤の影響を見過ごしていました。
美容院に行くたびに蕁麻疹が出る。髪が抜ける。頭皮に湿疹が出る。「体質かな」「美容院の後は肌が荒れるもの」と思っていました。
「オーガニック」と書かれたシャンプーを自宅でも美容院でも使っていましたが、症状は変わりませんでした。
そこで、自分で選んだシャンプーをマイボトルに入れて美容院に持ち込んでみました。
結果——蕁麻疹も出ず、髪も抜けず、頭皮湿疹も出ませんでした。
「オーガニック」という言葉だけでは安心できない、成分をしっかり見ることが大切だと、自分の体で気づかされました。
茶々丸が目を真っ赤にして帰ってきたとき、私はその意味がわかっていなかった。でも今なら、はっきりわかります。あれはシャンプー剤へのアレルギー反応だったのです。
茶々丸の現在のケア——お湯洗い+ヒバ油
現在、茶々丸のシャンプーはシャンプー剤を使わず、お湯洗いのみ+ヒバ油で仕上げしています。
ヒバ油については以前の記事で詳しく紹介していますが、天然の抗菌・防虫効果があり、敏感な犬の皮膚にも安心して使えます。
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お湯洗いだけでは汚れが落ちないのでは?と思う方もいるかもしれません。でも、犬の皮膚は人間よりもデリケートで、毎回シャンプー剤で洗うことで皮脂バリアが壊れてしまうことの方が問題です。
散歩後の汚れは、ぬるま湯でやさしく流すだけで十分なことがほとんどです。
実は、完全手作り食の犬は体臭やべたつきがほとんどないのです。
手作り食の犬が集まるサロンや、そういった子たちが多い動物病院で気づくことがあります。皮膚にべたつきがなく、独特の犬臭さがない。だからお湯洗いだけで十分清潔を保てるのです。
先代の犬たちは、市販のドッグフードを食べていた頃、毎週シャンプーをしないと皮膚がべとついていました。ところが茶々丸は完全手作り食になってから、数か月に1回のお湯洗いと、お尻が汚れたときだけのケアで十分。それで臭くないことに、皆さんにとても驚かれます。
「シャンプーが必要なほどの皮脂や体臭」そのものが、実は食事内容と深く関係しているのかもしれません。毎週シャンプーをしなければならない状態を「普通」と思っていたけれど、それは食事を見直すサインだったのかもしれない——今はそう感じています。
シャンプー剤を選ぶときの「成分チェックリスト」
どうしてもシャンプー剤を使う場合は、以下を参考に成分表を確認してください。
避けたい成分:
- ❌ ラウリル硫酸ナトリウム・ラウレス硫酸ナトリウム(高級アルコール系界面活性剤)
- ❌ 合成香料・人工香料
- ❌ パラベン(防腐剤)
- ❌ 合成着色料
- ❌ シリコーン
選びたい成分:
- ✅ アミノ酸系界面活性剤(ココイルグルタミン酸ナトリウムなど)
- ✅ 無香料または天然精油のみ
- ✅ 無添加・防腐剤フリー
トリマーさんへのお願いも大切
トリミングに出す場合は、トリマーさんに事前に相談することをおすすめします。
- 「シャンプー剤を持参してもいいですか?」
- 「お湯洗いのみでお願いできますか?」
- 「目の周りはシャンプーを使わないでいただけますか?」
こうしたお願いを聞いてくれるトリマーさんを選ぶことも、愛犬の健康を守る大切な選択です。
「また目が赤くなって帰ってきた」を繰り返さないために、一度トリマーさんと話し合ってみてください。
まとめ
✅ トリミング後の目の充血はシャンプー剤への反応かもしれない
✅ 「アレルギー用」「オーガニック」の表示だけでは安心できない
✅ 合成界面活性剤・合成香料・パラベンは皮膚バリアを壊すリスクがある
✅ 犬の嗅覚は人間の数千倍、強い香りは大きな負担になる
✅ お湯洗いのみ+天然オイル仕上げが敏感な犬には最適
✅ トリマーさんへの事前相談・シャンプー持参も選択肢に
✅ 飼い主自身も成分を見直すと体の変化に気づくことがある
「また目が赤い」「逆くしゃみをする」「帰ってきたら元気がない」——そんな小さなサインを見逃さないでください。愛犬はシャンプー剤について話すことができません。気づいてあげられるのは、毎日そばにいるあなただけです🐾
※この記事の内容は一般的な情報提供を目的としています。愛犬の症状が続く場合は、かかりつけの獣医師にご相談ください。
お読みくださり、ありがとうございます。




