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犬のパンティング、最高気温だけ見ていませんか?夜に熱がこもる日の落とし穴 【動画あり】

1 6月、まさかの日に起きたこと

6月に実際にあった出来事から、狆・シニア犬の夏の熱管理についてお話しします。

その日、最高気温は26℃でした。「今日は昨日より少し涼しいかな。」そんな風に思っていた、その日の夜11時ころのことです。茶々丸が普段よりずっと荒い呼吸(パンティング)をしながら、私のところへ来ました。茶々丸は、体調がすぐれないときや何か異変を感じたとき、私のそばへ来ます。「いつもと違う。」そう感じて、すぐに室温や湿度、茶々丸の様子を確認しました。

実はこの日、私が見落としていたことがありました。今回の動画では気を付けたい気温の温度差についてお話します。

 

 

   

2 最高気温だけでは気づかなかったこと 

後から気温を振り返ってみると、気づいたことがあります。

・前日 最高30℃、最低18℃
・当日 最高26℃、最低20℃
・翌日 最高30℃、最低21℃

パンティングが見られた当日は、最高気温は26℃と前日より低く、「今日は少し涼しいかな」と感じていました。そのため、その夜はエアコンを切って過ごしました。

ところが、最低気温は21℃までしか下がっていませんでした。夜11時頃、茶々丸は普段より荒いパンティングを始めたのです。

後から考えると、私は最高気温ばかり見ていて、「夜にどれくらい気温が下がるか」という視点が抜けていました。夜になっても気温が十分に下がらず、体にこもった熱が逃げにくかったことも、影響した可能性があると考えています。

この日のように、昼と夜の気温差(日較差)が小さい日は、夜になっても気温が下がりにくく、体にこもった熱を逃がしにくいことがあります。

犬は人間と違って全身から汗をかくことができず、主にパンティング(呼吸)によって体温を調節しています。夜になっても気温が十分に下がらないと、熱を逃がす機会が少なくなってしまいます。

特にシニア犬は体温調節機能が若い頃より低下しているため、こうした環境の影響を受けやすいと考えられています。

私は今では、天気予報を見るときに最高気温だけでなく、「夜はどこまで気温が下がるか」も意識するようになりました。

3 「温度差に注意」の本当の意味

ここで一つ、大事な訂正をさせてください。

私自身、この出来事があるまで、「狆は温度差に注意」という言葉を、実は違う意味で受け取っていました。「温度差」には、実は2つの意味があります。

① 犬の体が経験する急激な温度差(これは本当に注意が必要です)

  • 猛暑の屋外から、冷房の効いた室内へ急に入る

  • お風呂上がりに冷房の風を直接受ける

  • 暖房の前から急に寒い場所へ移動する

こうした急激な温度変化は、犬の体に負担をかけることがあります。

② 夜になっても気温が十分に下がらないこと

今回、私が気づいたのはこちらでした。

昼間の暑さで体にたまった熱は、夜になって気温が下がることで少しずつ逃げていきます。

でも、夜になっても気温があまり下がらない日は、その熱が抜けにくくなることがあります。

今回調べて初めて知ったのですが、気象用語では、この昼と夜の気温差を「日較差(にちこうさ)」と呼ぶそうです。 

私はこれまで①のことばかり気にしていましたが、今回の経験を通して、②の「夜にどれくらい気温が下がるか」も大切なのではないか、と考えるようになりました。

梅雨から夏にかけては、最高気温だけでなく、「今夜はどこまで気温が下がるかな」という視点も持つようになりました。

4 実際の対策ルーティン

この出来事以来、うちで実践している一日の温度・湿度管理のルーティンをご紹介します。

夜間 除湿27℃設定にしています。日較差が小さい夜でも、強制的に室温と湿度を下げることができます。

朝 朝の外気温が低い日はエアコンを止め、内部クリーン運転をしています。これはカビや雑菌対策になり、次に稼働させたときの空気の質を保つためです。同時に窓を開けて換気し、室内にこもった湿気やニオイをリセットします。

ここで一つ気を付けているのが、換気のタイミングです。梅雨時期は外の湿度がすでに高いことも多いので、外気温・外気湿度が室内より低い時間帯、できるだけ早朝に換気するようにしています。

日中 気温の上がり方に応じて、除湿と冷房を切り替えます。

このルーティンは、常時つけっぱなしにするよりメリハリがあり、エアコン自体の負担を抑えつつ、内部クリーニングの機会も確保できるので、気に入っています。

実測値の目安 設定27℃・除湿にした日、茶々丸が寝ている場所の実測は25℃・湿度60%でした。一般的には50〜60%程度が過ごしやすいと言われています。 

温湿度計は、各部屋、茶々丸の高さ(床に近い位置)に常備しています。人間が立って感じる温度と、床に近い犬の高さの温度・湿度は全く違うことがあるので、これは本当におすすめしたいポイントです。

5 冷感グッズについて:天然大理石 vs アルミ

暑さ対策のグッズにもいくつか種類があります。

天然大理石・御影石プレート 蓄熱性が高く、熱をゆっくり吸収し続けるので、持続的にひんやりが続きます。電源不要で経年劣化もなく、重さがあるので安定感もあります。

アルミプレート 熱伝導率が高く「一瞬でひんやり」しますが、体温側の熱をすぐに吸ってしまうため持続時間は短めです。実は、うちの先代の犬は、アルミのプレートを絶対に使いませんでした。金属の質感や触感を苦手とする犬もいます。

そして茶々丸も、大理石を使いません。もともと「冷え」が苦手な体質のようで、きゅうりやスイカといった体を冷やす食べ物も絶対に食べないんです。犬にも、冷たさに強いタイプと苦手なタイプがいるんだなと、改めて感じています。

ただ、他のワンコたちが大理石のプレートを気持ちよさそうに使っている姿を見ると、素材として本当に良いなと思います。蓄熱性が高く熱をゆっくり吸収し続けるので、触れた瞬間だけでなく、しばらく経っても冷たさが続くのが大理石の強みです。冷たさが苦手ではない子には、天然大理石はおすすめできる選択肢だと思います。

もし冷感グッズを試して愛犬が嫌がる場合は、素材の質感や冷え方が合っていないのかもしれません。無理に使わせず、その子の体質に合った方法を探ってあげるのが一番だと思います。

 


 

6 危険サインのチェック方法

万が一のときのために知っておいていただきたいチェックポイントをお伝えします。

熱中症が疑われるとき、目安になるのが歯茎(歯肉)の色です。

  • 通常:健康なピンク色
  • 熱中症の初期〜中期:真っ赤(充血)に見えることが多い。歯茎の色だけでなく、乾いてベタつきがなくなっていないか注意。
  • 重度の場合:逆に真っ白や紫っぽくなることもあり、この場合はより危険です

目の結膜(白目の部分)が充血して赤くなることも、同様のサインとして見られることがあります。

普段から愛犬の歯茎の色を見ておくと、いざという時に「いつもと違う」と気づきやすくなります。パンティングが荒すぎる、よだれが多い、ぐったりしているなど、他の症状も併せて見られる場合は、すぐに動物病院を受診してください。

7 まとめ

ポイントをまとめます。

  • 最高気温だけでなく、夜にどれくらい気温が下がるかにも目を向ける。
  • 「温度差に注意」には、犬が急激な温度変化を受けることと、夜に気温が十分下がるかどうかという、異なる意味がある。
  • 夜間は除湿、朝は内部クリーニングと換気、日中は気温に応じて除湿と冷房を切り替えるなど、その日の状況に合わせて環境を整える。
  • 温湿度計は、犬が過ごす高さに置いて確認する。
  • 冷感グッズは、それぞれの犬の体質や好みに合うものを選ぶ。
  • パンティングや歯茎の色など、普段との違いに早く気づくことを大切にする。

 

私もまだ勉強の途中ですが、茶々丸と一緒に過ごす毎日の中で、小さな気づきを一つずつ積み重ねています。

このブログが、皆さんと愛犬との夏を少しでも快適に過ごすヒントになれば嬉しいです。

 

 

お読みくださり、ありがとうございます。

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動画 パンティングが止まらない夜

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