7月の角膜損傷⇒ごはんを食べない
8月 1か月かかって 回復した感じです。
体重ももどりました。5,2キロ。
はじめに
「茶々丸がご飯を食べない」シリーズ、これまで低気圧、角膜の傷、目薬の副作用、鶏肉のロットについて書いてきました。今回はその⑤として、お魚にも同じような「ロットによる違い」があった、というお話です。
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先にお断りしておきたいのですが、これから書く内容はあくまで我が家での「推測」です。茶々丸が実際に添加物に反応していたのかどうか、科学的に証明されたわけではありません。
茶々丸は極端な薬アレルギー体質で、無農薬栽培をされている方々からは「農薬探知犬」とあだ名をつけられたことがあるほど、匂いや薬剤への反応が特殊な子です。今回の話も、そんな茶々丸だからこそ気づけた、かなり特殊なケースとして読んでいただけたらと思います。
無薬の鶏肉が届くまでの「つなぎ」として選んだ、お魚のアラ
前回書いた通り、鶏肉を切り替えることになり、無農薬穀物飼育の鶏肉が届くまでの間、お魚のアラを主食代わりに買っていた時期がありました。
ここで、新たな発見がありました。同じ鯛でも、お店によって茶々丸の反応がまったく違ったのです。
大丈夫な店と、お腹がゆるくなる店
- 大丈夫だった店: お寿司屋さんも経営している魚屋さん。お値段は高めですが、私が食べても味の違いがはっきり分かるくらい美味しい
- お腹がゆるくなり、あまり食べなかった店: 普通のスーパー
同じ「鯛」という魚種でも、仕入れ先・扱い方によって、これだけ差が出るのかと驚きました。
パック詰めで使われているものを調べてみた
鶏肉のときと同じように、なぜこんな違いが出るのか気になって調べてみました。
殺菌のための次亜塩素酸水
生魚の洗浄時に次亜塩素酸水を使用すると、表面の細菌を取り除き鮮度を長期間維持できるとされ、刺身や寿司ネタとして使われる魚では、この処理が広く行われています。
これは鶏肉のチラー処理と同じ発想の、殺菌のための工程です。
保水剤(リン酸塩)
今回、特に気になったのがこちらです。
水産加工品にはリン酸塩(ポリリン酸ナトリウムなど)が使われることがあり、水分を抱え込む力を高めて、身のパサつきや冷凍による劣化を防ぐ効果があるとされています。
この効果の現れ方は、加工方法によって大きく変わります。すり身をひとまとめに固める、ちくわ・かまぼこ・魚肉ソーセージのような「練り製品」の場合、リン酸塩には「結着性(バラバラの身を一つにくっつける力)」を高める働きも加わります。この結着性のおかげで、水分を多く含ませたすり身でも崩れずに形を保てるようになり、結果として「1kgの魚肉が2〜3kgの製品に化ける」ほどの極端な増量も可能になる、という仕組みです。
もちろん犬に練り製品をそのまま与えることは通常ありませんが、犬のおやつとして時々見かける魚肉ソーセージは、まさにこの練り製品にあたります。保水剤に加えて、保存料や発色剤、pH調整剤なども含まれることが多く、生魚に比べると添加物の種類・量がかなり多い食品です。
一方、茶々丸が食べていた鯛のアラのような生の切り身・アラは、もともと一つの身の塊であり、練り製品のように「バラバラの身をくっつける」必要がありません。そのため結着性を高める必要性が薄く、保水剤が使われるとしても、目的は「増量」ではなく、冷凍によるパサつきやドリップ(旨味の流出)を防ぐための、比較的控えめな使用が中心とされています。
酸化防止剤
切り身や刺身のように加工度が低い水産物にも、酸化防止剤や発色剤などの添加物が、パック詰めの際に使用されることがあります。
高いお店と、安いお店の違いはここにあるかもしれない
お寿司屋さんも経営している魚屋さんは、鮮度重視で仕入れてすぐ提供する前提のため、保水剤で増量したり、冷凍による劣化を防いだりする必要性が薄く、添加物に頼らない可能性が高いと考えられます。
一方、普通のスーパーは、大量仕入れ・長期保存・見た目の均一化が優先されるため、保水剤や酸化防止剤を使う頻度が上がりやすいのではないか、というのが今回たどり着いた推測です。
私自身、味の違いがはっきり分かったのも、リン酸塩による水っぽさや食感の違いが、人間の舌でも感じ取れるものだとすれば納得がいきます。茶々丸のお腹がゆるくなったのも、この違いに関係していたのかもしれません。
17歳で大往生したフォロワー狆ちゃんも、同じだった
この話には、以前いただいたメールを思い出すきっかけになりました。
茶々丸が手作り食を始めた当初、手作り食を続け、17歳で病気もせず大往生した狆ちゃんの飼い主さん(フォロワーさん)から、「決まったお魚屋さんのものでないと食べなかった」というメールをいただいたことがあります。
当時は「好みがうるさいのかな」くらいにしか思っていませんでしたが、今回の茶々丸の反応と重ね合わせると、見えてくるものがあります。
決まったお店の魚だけを信頼する、というのは、わがままではなく、体が正直に教えてくれているサインだったのかもしれません。
長年手作り食を続けてこられた先輩飼い主さんの経験は、時を経て今回の気づきにつながりました。
まとめ:お魚を選ぶときにチェックしたいポイント
同じ魚種でも、仕入れ先や加工方法によって、愛犬の反応が変わることがあります。
- パッケージに「リン酸塩」「pH調整剤」「酸化防止剤」などの表示がないか確認する
- 鮮魚専門店や、鮮度を重視して薄利多売をしない専門店を選択肢に入れる
- 同じ魚種でも、お店を変えたときに便の状態や食いつきに変化がないか観察する
- 「わがまま」「好き嫌い」と決めつける前に、パッケージ表示を見比べてみる
犬の嗅覚・味覚は人間よりはるかに鋭敏です。今回のように、複数のエピソードが重なって初めて気づくこともあります。同じような経験がある飼い主さんの参考になれば幸いです。
最後にもう一度お伝えしますが、この記事の内容はあくまで我が家での推測です。
茶々丸が実際に添加物(リン酸塩など)に反応していたのかどうかは、証明されたものではありません。茶々丸は極端な薬アレルギー体質で、無農薬栽培の方々から「農薬探知犬」とあだ名をつけられるほど、匂いや薬剤に特殊な反応を示す子です。すべての犬に当てはまる話ではなく、あくまで一頭の特殊なケースとして受け止めていただけたら幸いです。
本記事は筆者の実体験に基づく記録であり、特定の商品や企業を批判する意図はありません。記載内容は公開情報および取材時点の情報に基づいており、実際の加工方法は店舗や時期により変わる可能性があります。
お読みくださり、ありがとうございます。
