新着記事

編み物

2024/12/6

犬セーター編み始めました★お菓子のような糸

昨年はセーターを作ってあげることが出来なかったなぁ、ゆとりなく接してすまなかったなぁ、と思いながら整理していたら、『そんなことないよ、いっぱいあるよ』とニッコリ。   オパール毛糸 お菓子🍭のような色合い🧶で編み始めました。一年一枚、取り戻そう✨✨ オパール毛糸の「気仙沼祭」と「こしあん」 オパール毛糸を編むときの楽しさは、このネーミングにもあります。     自己流は恥ずかしい(-_-;) 今までのセーター プロの方は、いちいち自分の作品をブロ ...

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狆と歴史

2024/11/27

高橋弘明の木版画「狆」

  この狆の木版画について お話します。高橋弘明の木版画「狆」高橋弘明 たかはし ひろあき1871年明治4年〜1945年昭和20年。高橋弘明は、東京都台東区浅草橋生まれ。本名「松本勝太郎」高橋松亭、弘明、佳恵の号を持ちます。日本画家、イラストレーター、版画家。若くして才能を認められ、10代半ばで、宮内庁の美術工芸を扱う「意匠部」で働きました。明治生まれながら、江戸時代の雰囲気を残す版画を描きました作品の多くが、1923年の関東大震災で消失。この狆の木版画は、1926年大正15年の作品。弘明の代表作です。国 ...

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病気・怪我 犬手作り食

2024/11/19

犬の手作り食10年

茶々子どすぇ。🐶完全に手作りご飯🍚になって10年経ちましてん。菊の髪飾り買うてもらいましたわ🎀🙌     完全手作り食にして10年 ママです。仔犬ワクチン💉を打った日は動かなくなり、フードは少ししか食べず、どんどん弱って行きました。狆に詳しい先生と出会い、フードを一日10回〜12回分けてあげて、10月中旬に元気に。 ヒトのお料理の先生に教わった精進出汁を涙目でコクコクと飲む姿を見て、少しずつ手作りご飯に。 「完全に手作りご飯& ...

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犬のアレルギー 犬手作り食 犬おやつ

2024/11/14

犬の乳糖不耐性

10歳の犬と 高校3年生女子。茶々丸が赤ちゃんの時からのお友達。なんて穏やかな顔するんだろう。赤ちゃんの茶々丸を見て「胸がいっぱい」と涙うるうるしていた彼女。二人とも10年無事成長した、って凄いことだよね。   ヒトお料理の先生が気づいた茶々丸の変化 お料理の先生が「あら?毛が変わったわ」「どしたの?ナニ食べたの?」 この2カ月で毛が変わったと言われました。よく考えたら7月のブログには鼻の乾燥に悩んでいたことが書かれています。   この2カ月で変わったこと、と言えば、一切の乳製品を止めたことです。チーズと ...

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病気・怪我 関節炎 犬手作り食

2024/11/7

2024年10月犬の体調振り返り★鼻乾燥治っていた★グルテン&乳製品フリー★クッキングシート変え

寒暖差が激しい10月でした。 大好きな栗を求めて、産直巡り。     体調 狆のオス 10歳6か月 硬直 神経痛 なし。 咳 2回。雨が降る前、ハチミツですぐ治る。寒い玄関で私の帰りを待っていた晩、なかなか治らなかったので、「漢方のステロイド」と言われる漢方薬を飲ませたら止まりました。リビングのドアをしっかり閉めたつもりなのですが、ドンドンとノックしているうちに開いたらしいです。   逆くしゃみ なし。   胃、お腹の不調 なし。   脱臼、関節炎 後ろ足を痛がったのが2回。いずれも冷え。ストーブをガンガ ...

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狆と歴史

【狆と日本開国】日本初欧米に渡った犬|ペリーと狆

黒船来航

以前、狆を愛した英国アレクサンドラ王妃を動画にしました。王妃の写真や肖像画には、日本の皇室から献上された2匹の狆とは違う狆も見ることが出来ます。その狆たちはどこから来た子でしょう。

狆を愛した王妃【動画】狆とアレクサンドラ王妃

2022年に亡くなった英国エリザベス女王の曾祖母 アレクサンドラ王妃 アンティーク購入で知った海を渡った狆のこと 購入これは19世紀 フランスのリトグラフです。 石で多色刷りしたもの。 小さな紙箱です ...

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狆犬と日本開国 太平洋を初めて横断した日本犬 狆を愛したマシュー・ペリーのお話です.


インスタで世界中の狆犬を見ることができます。
現在、茶々丸のフォロワーさんは、アメリカ合衆国、カナダ、イギリス、スイス、イタリア、香港、シンガポール、韓国、中国、ブラジルなどたくさんの遠い異国の狆ちゃんたちの暮らしを楽しませ
てもらっています。

19世紀幕末 1853年横須賀の浦賀に4隻のアメリカ艦隊が入港します。
蒸気船2隻 帆船2隻
率いるのは マシュー・ペリー
当時 開港していたのは長崎のみ。オランダだけが寄港を許されていました。
いきなりびっくり江戸湾にやってきた黒船
事前にオランダからの情報でアメリカがやってくることは知っていたそうですが
それでも幕府はどんなに混乱したことでしょう。


日米和親条約 下田港・函館港開港の要求する
アメリカ大統領の文書を渡すのがペリーの役目
です。


アメリカがなぜ日本に開港を望んだか 大きく2つの理由があります。
一つは中国への進出です。
当時 アヘン戦争で英国は清を半植民地化しました。
アメリカは英国に対抗して清進出を狙います。
この当時 アメリカは大西洋横断して清へ行っていました。
それは 英国の方が有利なルートです。
そこで太平洋横断したい、 と考えました。
それには、日本という島国の港で メンテナンスが必要です。


日米和親条約と琉米修好条約 を結ぶ目的がありました。

沖縄 下田 函館 と3箇所での開港が目的です。

2つ目の理由 捕鯨
当時アメリカは最大の捕鯨国でした。
鯨の油を灯油や工業用の油として使用していました。

捕鯨船は日本近海で漁をすることが多かったので
そのためにも日本の港で燃料・食料の供給をしたかったのです。
ペリーたちは大統領の親書を幕府に渡し、何日か滞在し琉球へ向かいます。

翌年1854年2月 再来日
今度は7隻の艦隊を横浜港に入港させます。


今度は早期締結を求め
3月に神奈川で日米和親条約条約
7月に琉球王国とも修好条約を結びました。

 

アメリカと日本幕府 それぞれの土産

ペリーから将軍への土産。蒸気機関車の模型。実際時速30キロで走行!

 

モールス電信機。

ペリーとのやり取りは、幕府の頭脳集団とペリー側の友好的な交流がありました。
ペリーのやったことは 幕府要人への「お・も・て・な・し」
各種料理スイーツ お酒 それはもう大変な種類で 大興奮だったそうです。
そして日本はお土産を持たせます。


船旅で日持ちするもの 珍しいものを 差し上げましょう。


将軍様からは3種 米・魚の乾物・犬
幕府からその他選別の品 木炭、たくさんの鳥(キジ、オシドリ、優雅な鳴き鳥)、尻尾のない猫。


将軍から献上された犬は 1種
狆! (ちん)

 

初めて大西洋横断した日本犬は 狆!
各種贈り物の中で
一番喜んでいただいたのが 狆!

ペリーと狆

 

 

 

ペリーは狆を大層気に入って
幕府から贈られた狆のペアの他に
個人的に狆を購入し乗船しました。

出航時には幕府がアメリカ大統領へ4匹、「トレイ」「ブランシュ」「スィートハート」
幕府要人がペリーへプレゼントした「シモダ」「エド」2匹
ペリーが個人的に購入した2匹
少なくとも8匹は乗船しています。
この他に、他の乗組員も連れ帰ったかも知れないのです。


狆の数に着いては、海外のジャパニーズ・チン・クラブごとに記録がまちまちです。
公式報告書では大統領への1匹、乗組員記録で「シモダ」と1匹、合計3匹が亡くなった記録
2匹だけ着いた記録、5匹着いた記録、
2匹着いて他2匹が別の船で到着・・
欧米で定説となっている「ヴィクトリア女王に2匹献上」説もはっきりしていません。

ペリーの航路は、香港、シンガポール、インド洋、アフリカ沖、大西洋を渡る半年間の航路です。各地で調査をしていたようです。

ペリーは日本から帰国翌年退任、退任から3年後の1858年3月、63歳で亡くなります。


こんな大変な航海を乗り越えた狆。
最後に ペリーの狆のお話をします。

幕府使節団「航海日記」より

ペリーはリウマチなど体調がよくありませんでした。
任務を果たすために準備した勉強は膨大な量
船上での生活は 健康を害しますよね。
日米和親条約締結にはペリーの裁量と人柄がありました。


ペリーが病死した2年後
幕府使節がアメリカへ向かいます。


新たに結ばれた日米修好通商条約批准書交換を終え
ペリー宅へ使節団は表敬訪問をします。

出迎えたのは、ペリーの奥様、お嬢様
そして2匹の狆でした。

1匹1匹は白黒狆オス「エド」、もう1匹が白茶狆メス「ジャップ」
※この当時、ジャップは侮辱する意味では使われていません。


エドは、幕府要人からプレゼントされた子、ジャップは大統領に預けられた3匹のうちの1匹ではないか、ということです。

幕府使節団が残した記録です。


狆は衣類を嗅ぎ、日本人だとわかると、喜んで跳ね回り、膝に上がり、袂で遊びます。
跡をついてまわるその様子は、人のようです。言葉に表せないほど愛しい。
その情は、人と同じです。
帰る時には、別れを惜しみ、狆は悲しくて大声で吠え、鳴きました。

日本に帰りたいのだろうか。不憫でなりません。


そこに居た人が皆、その様子を見て、涙が止まりませんでした。
落涙のまま、ペリーの家をあとにしました。


海を渡った狆たち
日本の犬で 最初に海を渡ったのが狆
黒船のペリーが大切に狆を飼っていてくれた
それが現在の欧米狆の優良種となって、元気でいてくれます。

【動画】狆と日本開国

お読みくださり、ありがとうございます。

 

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