新着記事

病気・怪我 頸椎形成不全症候群

2023/3/29

一晩眠らず|狆族に多い頸椎形成不全症候群

今年は桜の開花が早いようですね。 茶々丸地方は白梅が咲き始めました。   気温差10度以上で一晩眠らず うっかりしていました。 春の陽気。急に暖かくなって嬉しくて、広大な公園へ連れて行きました。『行きたくない・・』と言っていたのを、連れ出したのです。バ飼い主。 おかしかった様子を書き出します。 メモ 気温が上がりだしたときから、グズっていた。なんか食べたい、と。食べたい、のではなく、調子がおかしくて、かまって欲しかったのです。 散歩に行った日は、抱っこをせがみました。 ご飯はもりもり食べました。その後、首 ...

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狆と歴史 季節行事 犬おやつ

2023/3/14

狆とハリス|日米修好通商条約は不平等ではなかった?! 数千匹の犬調べ|春の犬手作りおやつ

日米修好通商条約は不平等ではない?! ハリスと狆 幕府 数千匹の犬調べ のお話をします。 日米修好通商条約締結   1854年 日米和親条約 ペリー 1858年 日米修好通商条約 ハリス   日米修好通商条約について、不平等条約と教わりませんでしたか? 最近 出会った本が「新説の日本史」   「日米修好通商条約は不平等ではなかった!?」 とても面白いのでぜひお手にとってご覧ください。     1854年(嘉永7年)マシュー・ペリー来航「日米和親条約」(神奈川条約)が締結 下田(横浜開港の半年後に閉鎖)と箱 ...

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病気・怪我 犬手作り食

2023/3/12

2023年2月★犬の体調振り返り

脱力中。この後 抱っこされたまま、イビキかいて眠ってしまいました🤣 体調 狆の牡、8歳10か月 硬直、神経痛 なし。 魔の2月。ここを乗り越えねば、と思って細心の注意。24時間暖房。 咳 1回。低気圧のとき。 逆くしゃみ 1回。留守番だらけだったとき。   お腹、胃の不調 なし。 関節炎 なし。 茶々丸が関節炎になっったのは、6年前の2月。外を散歩させて。飼い主の無知。狆がこの極寒の地の真冬に外で耐えられるはずはない! 怪我 茶々丸が留守番だらけのことがありました。私が帰ってきて ...

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狆と歴史

2023/3/1

【狆(ちん)のカテゴリー】狆という字|西洋人の見た狆|バジル・ホール・チェンバレン「日本事物誌」|ヴァレンタインのおやつ|動画

茶々丸、ゴマとお豆腐のマフィンをプレゼントして頂いたよ。母ちゃんが大喜び(笑)しっとり香ばしく優しいお味✨2月に入って何度かキャロブのスポンジケーキを焼いたけど思うように出来ません。米粉とキャロブはあまり膨らまないのかな・・ということで、今日は頂いたマフィンでお茶しました。茶々丸地方は、氷の世界から春の陽射しが見えて来ました。雪の下で狆パンジー咲いていました。 「狆(ちん)」という字の由来、カテゴリー 大正時代に発行された角川書店の「字源」には、「狆は犬と猫の中間に在る意」と記されています。 ...

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病気・怪我 狆と歴史 犬との暮らし

2023/2/20

2023年1月★犬の体調振り返り|動画作りの思い

狆の茶々丸 8歳9カ月 今頃 1月の振り返り💦 雪かきに追われた 1月 ご近所の方や来客の方が、気づかぬうちにやってくださって ありがたや ありがたや       体調 硬直、神経痛 なし。 24時間暖房。寒冷地仕様巨大FFストーブ(灯油)が主。留守番はエアコン寒冷地仕様。私が起きている間は23度~26度。夜間は19度~22度。 咳 なし。 逆くしゃみ 1回。天候が荒れる前。 お腹、胃の不調 不調、ではありませんが、かぼちゃを食べてお腹が少し緩くなりました。以来、かぼちゃをやめてさつま芋だ ...

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狆と歴史

狆と生類憐れみの令

現代 庶民に飼われている狆

「おしん」

増上寺節分と狆

もうすぐ節分ですね。

東京 芝の増上寺、節分には狆のお練り(パレード)と豆まきがあります。

増上寺には徳川家の墓所があります。狆は徳川家で可愛がられていた犬でした。

狆飼いとして、増上寺節分に参加することは憧れです。今年も随分悩みました。・・が、豪雪地帯の茶々丸地方。毎日雪かきに追われ、丈夫ではない茶々丸を連れ出すのは現実的ではない気がして、今年も見送りです。

狆飼い主さんたちのSNSを楽しみにしています。

 

 

徳川綱吉と生類憐れみの令

狆は、大名家や幕府など、一部の特権階級だけが飼うことができた憧れの犬種でした。

 

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江戸城でも狆は可愛がられていました。

犬公方(いぬくぼう)と言われた徳川綱吉は、一時期200匹の狆を飼育。

狆は、日本犬の中で唯一、室内飼育でブリードされた犬種です。

当時、城の女性たちは、狆を飼うことを遊びとしていました。

江戸城の女性は1000人。

徳川綱吉の研究熱心な性格から、優秀な狆ブリーダーが江戸城にいたと察します。

 

中野の犬小屋

現在の中野に、中野区がすっぽり入るような巨大な犬小屋を作ります。

雄犬と雌犬を分けます。当時でも高価だったヒノキ使用。犬の世話をするスタッフ在中。総費用は現代のお金で120億、税金使用。

当時でもフィラリアはありました。茶々丸はフィラリア予防にヒバ油を使っています。私個人の勝手な妄想ですが、ヒノキ材を使ったのは、犬の疾病予防ではないでしょうか。

 

生類憐れみの令とは何だったのか

半世紀前、私が小学校で習った「生類憐れみの令」は、人より犬が大事、蚊も殺してはならぬという悪政でした。

近年、この「生類憐れみの令」について、全く違う見方が出て来ました。

 

生類 生きとし生けるものすべて

憐れみ 大切にしなさい

 

当時の江戸の状況です。辻斬りは禁止されていたものの、まだ名残はあったようです。子どもを捨てる、病人けが人老人を追い出す、街には犬があふれかえり、人とトラブルが絶えない・・そういう状況を、綱吉はなんとかしなければ、と思ったようです。

 

綱吉は儒教思想です。

綱吉と接見したドイツ人ケンペルは「日本誌」で次のように言っています。

「綱吉は卓越した主君である。生活習慣や芸能、道徳の面であらゆる国の人々をしている。」

 

現代の人や動物を愛護する先駆けの法ではなかったのか と言われ始めたのは、この「日本誌」に書かれていることがきっかけで見直されました。

 

綱吉は犬がそんなに好きでもなかった?

綱吉を考える上で、もうひとつ問題点があります。

犬好きならば、何か犬との微笑ましいエピソードが記録されているはずなのですが・・1個もない!

綱吉は犬が好きではなかった、というのです。omg

それでは、なぜ犬を大切にしたかというと・・綱吉の母親 桂昌院が、僧侶に「どうして綱吉には子どもが生まれないのはどうして?」と相談しました。

僧侶は「前世に犬を殺生したから。犬を大切にしなさい。」と言ったそうです。

この母親ってのがかなりの教育ママ(笑)

 

生類憐れみの令 処罰は

実際どのくらいの処罰があったか、というと、22年で69件。平均すると1年で3件、になります。

地方ではほとんど無視されていた法らしい(笑)

「武士たるもの、庶民の見本であれ。」とされていました。処罰されたのは、ほとんど武家。武士たちにとっては非常に苦々しい法でありました。当時の記録は武士たちによるものです。誇張された記録もあるのでは、という研究者もいます。

 

水戸黄門さまは、綱吉に犬の毛皮を送ったそうです。ぴりっとやりますね、黄門さま。

綱吉の極める性格、やりすぎる性格は、反発を買うものでしたでしょう。

 

しかし、生類憐れみの令のきっかけ、理念は、私が子どものときに教わったものとは全く異なります。

狆を説明するときに「生類憐みの令の・・」と言うと、皆さん「あぁあぁ💖」と思い出してくださいます。それが悪政ではなく、犬オンリーではなく、生あるものすべてを大事にせよ、という壮大な理念があったのだ、と私は思いたいです。

 

動画

お読みくださり、ありがとうございます。

 

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