茶々丸(12歳・男の子)の手作り食で、毎日続けてきたことがあります。
それが、鶏ガラを圧力鍋で3~4時間煮て骨まで食べさせることと、朝晩のゼラチン粉です。
ゼラチンを始めてちょうど1年になったので、この機会に調べたことをまとめます。
鶏ガラ圧力鍋 vs ボーンブロス:栄養の違い
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うちでは、鶏ガラを圧力鍋で3~4時間煮て、骨が指でつぶせるほどやわらかくなったものを、そのまま食べさせています。
一般的な「ボーンブロス」(骨から出た煮汁、冷やすとゼリー状になるもの)とは、栄養の取れ方がかなり違います。
| 骨まで食べる(圧力鍋3~4時間) | ボーンブロス(スープ) | |
|---|---|---|
| カルシウム・リン・マグネシウム | 骨そのものを食べるので多く摂れる | 溶け出す量は意外と少ない |
| コラーゲン・ゼラチン | 軟骨や皮も含めて摂れる | ゼラチン(グリシン、プロリンなど)が中心 |
| たんぱく質 | 肉・骨髄・軟骨も含めて多い | 水分が中心で少なめ |
| グルコサミン・コンドロイチン | 軟骨ごと食べるので摂れる | 溶け出した分が少量 |
| 脂質 | 皮・骨髄由来で多め | 脂を除けば少なめ |
| 役割 | 主食補助のトッピング※多すぎると💩が白くなる | 水分補給・食欲増進 |
いちばんの違いはミネラルです。
「骨の栄養が全部スープに溶けている」と思われがちですが、実際には骨のミネラルの大半は骨に残ったままです。
カルシウム源としては、骨まで食べる方法のほうがずっと大きな役割を果たします。
うちのスープはプルプルにならない
以前から「私のスープはコラーゲンが少ないのでは」と気になっていました。
調べてみると、コラーゲンが減ったのではなく、固まる力が落ちたという可能性が高いようです。
- 長時間の高温加熱で、ゼラチンの鎖が細かく切れる(短くなったものは冷やしても固まらない)
- 水が多いと濃度が薄くなり、固まりにくい
- 鶏ガラは骨が中心で、ゼラチンが多く出る手羽先・鶏足・皮・軟骨が少ない
固まらなくても、アミノ酸はスープに溶けています。
プルプルかどうかは、栄養価の目安にはなりません。プルプルにならないのは失敗ではなく、分解が進んだ証拠です。
ゼラチン粉を1年続けて
鶏皮でプルプルを作ることもあります。
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が、普段は市販のゼラチン粉を、朝晩ごはんにさらさらとかけています。
量は「ぱらっと」で、数グラムにもなりません。
使っているのは、次の2つを一日交代で与えています。
| 商品 | 原材料 | 由来 |
|---|---|---|
| 森永製菓「クックゼラチン」(国内製造) | ゼラチン | 主に牛の骨 |
| Umios「ゼライス」 | ゼラチン(外国製造)、コラーゲンペプチド | 牛と豚(低分子コラーゲン4%配合) |
どちらも、キシリトールなどの甘味料、香料、着色料が入っていないことを、原材料表示で確認して選びました。
ゼライスは、ゼラチン100%ではなく、低分子コラーゲン(コラーゲンペプチド)が少し加えられています。
きっかけは、昨年夏の終わりの脱臼でした。
1年続けて、茶々丸は脱臼が出なくなりました。酷い関節痛もないようです。
私も粉ゼラチンを初めてから、脱臼が出ていません。
ただ、これがゼラチンのおかげかは、正直わかりません。
食事全体、湿度や温度の管理、体重、季節など、いろいろな理由が重なっていると思います。
粉ゼラチン 人への効果は?
SNSでは「とても良い」という声も見かけますが、研究では次のようになっています。
- 関節:数か月の摂取で、痛みや動かしやすさが少し改善したという報告がある。効果は小さめで、結果にはばらつきがある
- 肌:8〜12週間ほどで、水分量や弾力がわずかに改善したという報告が複数ある
- 研究の多くは少人数・短期間で、企業の資金提供を受けたものもある
- 研究で使われているのは、主に低分子化されたコラーゲンペプチド。普通のゼラチンが同じ効果を持つかは、はっきりしていない
「小さな効果が報告されている段階」で、犬でも同じです。
私の体験談も、あくまで一つの例として読んでください。
コラーゲンペプチドの注意点
ゼライスに入っているコラーゲンペプチドは、ゼラチンをさらに細かく分解したたんぱく質で、犬用の関節サプリにも使われる成分です。
ぱらっとかける程度の量なら、心配は少ないと考えています。ただ、次の点は知っておいてください。
- たんぱく質です。量が増えると、たんぱく質やカロリーの摂取も増えます。腎臓の数値が気になる子は、獣医さんに量を相談してください
- リンについて。ゼラチンやコラーゲンペプチドは精製されているので、骨そのものと比べると、リンが多いわけではありません。ただ、製品によって違うので、気になるときは栄養成分表示を確認してください。骨を食べている場合は、骨のリンが加わることも忘れずに
- 牛・豚由来です。牛や豚のアレルギーがある子は、かゆみや下痢が出ることがあります
- 必須アミノ酸がそろっていません。ゼラチンは、トリプトファンをほとんど含みません。たんぱく質源は、肉や卵などが中心で、ゼラチンはあくまで補助です
- 効果ははっきりしていません。犬での研究はまだ少ないので、「安全性の心配は少ないが、効果は断言できない」と考えています
知っておきたい注意点
- 骨は、指でつぶせるまで加熱する。鶏の骨は加熱で硬くなったり、細く割れたりしやすいので、毎回確認しています。
- カルシウムとリンのバランス。骨のカルシウム:リン比は約2:1です。卵殻粉やカルシウム剤も併用すると、カルシウム過多になることがあるので、骨の量を決めておくと安心です。
- シニア期はリンにも注意。骨は高リンなので、腎臓の数値が気になる子は、量を獣医さんに相談してください。
- ゼラチン製品は原材料を確認。甘味料(特にキシリトール)、香料、着色料が入っていないか、牛・豚などの由来が愛犬に合うかを見てください。
- 合わないサイン。かゆみ、下痢、便のゆるみが出たら、量を見直したり、中止したりしてください。
- 関節の痛みが強くなったり、続いたりするときは、ゼラチンだけに頼らず、獣医さんに相談してください。
まとめ
- 骨まで食べる方法は、ミネラル・たんぱく質・軟骨まで丸ごと摂れる
- ボーンブロスは、水分とゼラチンの補給向き
- プルプルにならないのは、失敗ではなく分解が進んだ証拠
- ゼラチン粉は、原材料を確認すれば、少量なら犬にも使いやすい
- 効果ははっきりしていないが、我が家では1年続けて調子がよい
これからも茶々丸の様子を見ながら、続けていきます。
最後に、この記事の内容はあくまで我が家での実験です。
脱臼や関節炎がゼラチンや鶏ガラスープで改善されたかどうかは、証明されたものではありません。
茶々丸は極端な薬アレルギー体質で、無農薬栽培の方々から「農薬探知犬」とあだ名をつけられるほど、匂いや薬剤に特殊な反応を示す子です。
そのため、薬剤やサプリメントを使用できず、食物と飼育環境で対処するしかありません。
すべての犬に当てはまる話ではなく、あくまで一頭の特殊なケースとして受け止めていただけたら幸いです。
お読みくださり、ありがとうございます。



