新着記事

狆と歴史

2024/7/19

狆犬を抱いたお姫様|狩野芳崖

こんにちは、茶々丸です。 狆を抱いたお姫様 鏻(れい)姫のお話です。 <下関市立美術館蔵> 狩野芳崖 作者は狩野芳崖。長府藩狩野派御用絵師。 代表作は「仁王促鬼図(におうそっきず)」   <東京国立近代美術館蔵>   フェノロサ アメリカ人フェロノサは、狩野芳崖の絵に感銘を受け、総理大臣伊藤博文に仁王促鬼図を見せます。これがきっかけで、現在の東京藝術大学発足となりました。 伊藤博文 狩野芳崖は1828年、長府(山口県)生まれ。 19歳で江戸の狩野派に入門。 40歳のときに、日本は、封建 ...

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病気・怪我 犬手作り食

2024/7/8

2024年6月犬の体調振り返り★シニア期痛感

怒涛の6月 シニアになる、ということはこういうことか・・ 体調 狆のオス 10歳2カ月 硬直 神経痛 なし。 咳 車が大好きな茶々丸。エアコン吹き出し口に顔をくっつけて、咳が止まらなくなった。             この投稿をInstagramで見る                       狆の茶々丸 Chachamaru(@cha ...

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病気・怪我 犬との暮らし

2024/7/3

愛犬の鼻の上に斑点

脱臼があって 撃沈しました。 治ったと思って ホッとしたら・・ 茶々丸日記 こんにちは、茶々丸です。お母さんがボクの鼻を見つめ「メラノーマ・・」と呟き上唇をめくりました。「黒いっ・・」と言うとボクを抱き抱え🚗ブーンしました。ボクは車のエアコンボタン🔘をピッするのが得意なんだけどお母さんが怖い顔して運転してるからやめました。病院🏥で先生に「あとどこですか?」と聞かれたお母さんは、自分の上唇をめくり「ここですっ!」と言いました。・・・・診察が終わりました。先生は ...

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狆と歴史

2024/6/22

【日本犬狆(ちん)】明治天皇の犬

明治天皇はたくさんのエピソードが残されています。 可愛がっていた愛犬のお話です。 明治天皇誕生 明治天皇がお飼いになられた、狆のお話です。 明治天皇は、1852年11月3日にお生まれになりました。 その翌年、アメリカのペリーが日本に来航します。 狆を海外へ初めて連れて行ったのは、ペリーです。   犬好きな天皇 明治天皇は、とても犬がお好きでした。 今の明治神宮があった場所に、猟犬の飼育場がありました。 たくさんの種類の猟犬が、行き届いた管理をされ、飼育されていました。   明治宮殿の犬たち 明治22年、1 ...

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病気・怪我 犬手作り食

2024/6/7

2024年5月|犬の体振り返り★温度差に泣く

脱臼が治った夜 良かった ぐっすり眠っている 体調 狆のオス 10歳1か月 硬直 神経痛 なし。 4月にあったので、↓ ↓ 首の硬直はとても気をつけました。 咳 2回。はちみつで止まりました。 最高気温が、30℃から19℃になったとき。18℃から30℃になったとき。おかしいでしょ、この気温差。 逆くしゃみ 2回。 漂白剤を入れたバケツ(蓋つき)が風呂場にありました。脚を洗うときに逆くしゃみ。私の不注意。 雨の降る前。 胃・お腹の不調 脱臼の前、数日後もう片方がおかしい、と気づいた日に、いつもは一日1回の& ...

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狆と歴史 犬おやつ

犬張子・犬筥・疫病退散させた狆ズ「耳嚢」★イースターの手作り犬おやつ:プリン【動画】

茶々丸です。
待ちくたびれました。
イヌ🐶のプリン🍮は冷やさなくても良いと思います。写真📷もどーでもいい・・

犬筥(いぬばこ)

三井記念美術館のお雛様展が3年ぶりに開催され、行って参りました。

今年は狆の人形はいらっしゃらず、小さな犬筥(いぬばこ)にお会いしました。

 

三井記念美術館図録より、大木平蔵氏作品

犬筥は雄雌を一対とし、子どもの枕元に飾られました。

幼児の無病息災を祈る、という意味を持ち、内部に守り札などを納めます。

また、犬が多子、安産であることから、婚礼の際に持参され、ひな壇にも飾られました。

犬張子の源流とされています。

犬張子(いぬはりこ)

犬張子は、犬の形をした紙製の置物です。

邪霊や魔を払うとして、寝所に置きました。

犬と赤い色は、魔を払うと信じられていました。

犬筥は最初、人のお顔でした。

張子になってくると、犬、というより猫のお顔になって来ます。

狆飼い主さんたちに、張子コレクターが多いのは、狆にお顔が似ているからでしょうか (^▽^)

疫病退散させた狆ズのお話

江戸時代「耳嚢」みみぶくろ

 

旗本・南町奉行の根岸鎮衛(ねぎしやすもり)さんは、江戸時代中期から後期の30年にわたって、街で聞いた色々な話を書き溜めました。

「耳嚢」みみぶくろという雑話集です。

全10巻中、第4巻に狆のお話が載っています。

 

疱瘡神(ほうそうしん)

天然痘、疱瘡とも言います。

江戸時代、死因の上位を占め、怖れられていた疫病です。

疱瘡は、疱瘡神、という疫病神がもたらす、と信じられていました。藁や葉っぱの上に乗っていて、小さな老人の姿をしています。

 

栗原さんちの狆ズ

江戸に住む栗原幸十郎さんという浪人は、狆が好きで6匹飼っていました。

奥さんが50歳になって初めて、疱瘡にかかります。

栗原さん宅では、外出もせず、感染症対策にかなり気を付けていたらしいのですが、ご主人が留守のとき、近所の子どもが遊びに来ます。

実はその子は、疱瘡が治ったばかり。知らずに抱き上げたたりして遊んであげたそうです。

その夜、なんだか寒気がしてきて、早めに床につきました。

すると・・・小さなお婆さんが枕元に座り 

「我は疱瘡神なり。灯明をつけ、すぐにお神酒とご馳走を備えよ。」と。なんて自己中なババァ(怒)

召使さんたちが急いで準備を始めると、6狆ズがギャンギャン吠えたてます。

 

疱瘡神は、犬と赤いものが大嫌い!

 

すると疱瘡神は煙のように消え、いなくなってしまいました。

 

栗原さんちの奥様は、軽症で済みましたとさ。

 

飼い主が犬を守る。

犬が飼い主を守る。

大事に育てる、とはそういうことなのでしょうね。

 

 

 

日本史【参考、引用】

谷口研吾先生「犬の日本史」

日本橋 三井記念美術館

【動画】イースターの犬おやつプリン、桜吹雪

お読みくださり、ありがとうございます。

 

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