茶々丸のおやつとして、長年欠かさず作り続けているものがあります。
ヤゲン軟骨の酒蒸しです。
ヤゲン軟骨は、コラーゲン・グルコサミン・コンドロイチンが豊富な部位。関節炎を経験した茶々丸にとって、食事で関節をケアできる大切なおやつです。
この記事では、ヤゲン軟骨を犬に与える効果・酒蒸しにする理由・作り方・与え方をまとめてご紹介します。
ヤゲン軟骨とは?
ヤゲン軟骨とは、鶏の胸骨の先端にある軟骨の部分です。形がヤゲン(薬研・漢方薬をすりつぶす道具)に似ていることから、この名前がついています。
焼き鳥屋さんでは「なんこつ」として提供されることが多いですが、一般的に「軟骨」と呼ばれるひざ軟骨(膝蓋骨周辺)とは別の部位です。

一般的な軟骨との違い
| ヤゲン軟骨 | ひざ軟骨 | |
|---|---|---|
| 部位 | 胸骨の先端 | 膝関節周辺 |
| 食感 | やわらかめ | コリコリ硬め |
| 犬への向き不向き | シニア犬にも向く | 若い犬向き |
ヤゲン軟骨はひざ軟骨よりやわらかく消化しやすいのが特徴です。シニア犬や歯が弱くなってきた犬にも与えやすい部位です。
犬に与えてよい理由
鶏のヤゲン軟骨は非加熱または加熱して与えることができる食材です。ただし生のまま与えるよりも、加熱して与える方が衛生面で安心です。茶々丸には必ず酒蒸しにしてから与えています。
犬にヤゲン軟骨を与える効果
コラーゲン・グルコサミン・コンドロイチンが豊富
ヤゲン軟骨には、関節の健康を支える成分が豊富に含まれています。
- コラーゲン:関節・皮膚・被毛の健康をサポート
- グルコサミン:軟骨の成分。関節のクッションを守る
- コンドロイチン:軟骨を柔軟に保ち、関節の動きをスムーズにする
これらは犬用サプリメントにも多く含まれる成分ですが、ヤゲン軟骨なら食事から自然な形で摂取することができます。
関節炎の犬に特に有効な理由
グルコサミン・コンドロイチンは、関節炎の犬の軟骨をサポートする成分として知られています。茶々丸は3歳間近に関節炎を発症しましたが、手作り食と食材選びで自然治癒した経験があります。その後もヤゲン軟骨を続けることで、関節のケアを食事から続けています。
歯の健康・歯磨き効果
軟骨を噛む動作が、歯垢の除去に役立ちます。愛玩犬である狆は歯のケアがとても大切。ヤゲン軟骨はおやつを食べながら歯のケアができる一石二鳥の食材です。
シニア犬に向いている理由
ヤゲン軟骨はひざ軟骨より柔らかく、消化への負担が少ないのが特徴です。酒蒸しにすることでさらにやわらかく仕上がるため、12歳になった茶々丸にも安心して与えられます。
なぜ「酒蒸し」にするのか
生では与えない理由
生の鶏肉・鶏骨にはサルモネラ菌などの細菌が含まれる可能性があります。加熱することで細菌を除去し、安全に与えることができます。また茶々丸は薬剤アレルギーがあり、体への負担を最小限にするためにも、衛生面には特に気を使っています。
酒蒸しのメリット
酒蒸しを選ぶ理由は3つあります。
① やわらかく仕上がる お酒の成分が肉質をほぐし、軟骨がやわらかく仕上がります。シニア犬でも食べやすくなります。
② 雑菌を除去できる 加熱によって細菌を安全に除去できます。
③ うま味が増す お酒の効果で素材のうま味が引き出され、茶々丸の食いつきがよくなります。
お酒は加熱でアルコールが飛ぶ
「お酒を使って大丈夫?」と心配される方もいると思います。弱火でじっくり加熱することで、アルコール分はしっかり飛びます。犬にアルコールは厳禁ですが、十分に加熱すれば問題ありません。
茶々丸が酒蒸しを好む理由
酒蒸しにするとふっくらやわらかく、香りも良くなります。茶々丸はこの酒蒸しが大好きで、出すといつもより嬉しそうに食べます😊
ヤゲン軟骨の酒蒸しの作り方
材料
- ヤゲン軟骨(無薬鶏) 適量
- 酒 大さじ1〜2
- 水 少量
※茶々丸は薬剤アレルギーがあるため、無薬鶏のヤゲン軟骨をネット購入しています。
作り方
① ヤゲン軟骨を準備する 冷凍の場合は前日に冷蔵庫で自然解凍しておきます。
② フライパンに入れる フライパンにヤゲン軟骨を並べ、酒と少量の水を加えます。
③ 弱火でじっくり蒸す 蓋をして弱火でじっくり加熱します。水分が少なくなってきたら様子を見ながら調整してください。
④ 粗熱をとる 火が通ったら火を止め、粗熱をとってから与えます。
与えるときの大きさの目安
- 小型犬(茶々丸サイズ・5kg):1〜2本
- 大きすぎる場合はキッチンバサミで適当な大きさにカット
与え方・量の目安
| 体重 | 1回の目安量 | 頻度 |
|---|---|---|
| 〜5kg | 1〜2本 | 週2〜3回 |
| 5〜10kg | 2〜3本 | 週2〜3回 |
| 10kg以上 | 3〜4本 | 週2〜3回 |
骨ごと与えるときの注意点
- 軟骨は加熱しても鋭く割れることはほとんどありませんが、初めて与えるときは様子を見ながら
- 丸呑みしてしまう犬には大きめのまま与えて噛ませる
- 食べ終わったあとは嘔吐・下痢がないか確認する
茶々丸の体調への効果(実体験)
関節炎との関係
茶々丸が関節炎を発症したのは3歳間近のことでした。200日間、薬を使わず手作り食で自然治癒した経験から、食事で関節をケアすることの大切さを実感しました。
ヤゲン軟骨を定期的に与えるようになってから、関節の痛みが出にくくなったと感じています。因果関係を証明することはできませんが、12歳になった今も関節炎が再発していないことが、何よりの結果だと思っています。
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続けて気づいたこと
- 毛づやが良くなった(コラーゲンの効果かもしれません)
- 食いつきがとても良い
- 噛む動作が増え、歯の状態が安定している
ヤゲン軟骨を与えるときの注意点
NGな与え方
- 生のまま与えない(細菌のリスクがあります)
- 味付けをしない(塩・醤油・タレは絶対にNG)
- 与えすぎない(高タンパクのため、肥満気味の犬は量に注意)
- 他の骨と混同しない(鶏の加熱した「骨」は鋭く割れて危険。ヤゲン軟骨はその点安全ですが、念のため様子を見ながら与えてください)
アレルギーがある犬への注意
茶々丸のように食材アレルギーがある犬には、初めて与えるときは少量から始めて様子を見てください。
また、購入する鶏の品質にもこだわることをおすすめします。茶々丸は普通の鶏肉に反応することがあるため、無薬鶏のヤゲン軟骨をネットで購入しています。
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まとめ
ヤゲン軟骨の酒蒸しは、コラーゲン・グルコサミン・コンドロイチンが豊富で、関節炎・シニア犬のケアに最適な手作りおやつです。
酒と少量の水で弱火でじっくり蒸すだけ。難しい技術も特別な道具も必要ありません。
茶々丸は12歳になった今も、ヤゲン軟骨の酒蒸しを大好きなおやつのひとつとして食べ続けています。関節炎を経験した犬の飼い主さん・シニア犬の飼い主さんにぜひ試していただきたい一品です。
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