小原古邨 木版画
小原古邨の木版画 「狆と鶯」です。
後ろに鶯がいます。
昔、狆は小鳥屋さんで売られていました。
小原古邨 プロフィール
1877年 明治10年 ~ 1945年 昭和20年。
石川県金沢市出身。
日本画家、木版画の下絵師。
祥邨、豊邨の雅号もあります。
この狆の木版画は、古邨後期(1929年~1945年) 豊邨の号のときの作品です。
古邨 海外進出
小原古邨を海外に進出させたのは、アメリカ人フェノロサです。
彼の日本画家たちへのサポートは、この記事で触れています。
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1899年 明治32年、フェノロサ主催の展覧会がニューヨークで開かれ、小原古邨の作品が紹介されました。
1901年 版画下絵師としての活動が始まります。
物語性のある動植物たち
狆グッズのコレクションとして、よく見かけるこの絵。
お孫さんの個人所蔵です。
海外では高い評価を受けるものの、日本ではあまり知られていません。
古邨の版画は、動物や植物にかけられた愛情、物語性があると、私は感じています。
これから日本でも人気が高まるのではないでしょうか。
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