西郷さんの愛犬 ツン
西郷さんは 生涯の間 数十頭の犬を飼う
愛犬家でした
実験中の茶々丸の「なし」
茶々丸8歳。飼い主が実験中です。当たり前のように先代たちにやっていて、茶々丸の「ないこと」をあげてみます。
- ドッグフード
- 一般的な犬用おやつ
- ケージ飼い
- 定期的トリミング
- ワクチンなど薬 ※獣医師指導のもと行っています
- 決まった時間の食事
- 決まった時間の散歩
- 合成洗剤、シャンプー
- 犬用食器
- ご褒美による躾
- 躾教室
- 犬とヒトの食べ物を別なものにする
- 当たり前すぎるけど、叩く(叩いて教えています、と平気でSNSに書く飼い主さんいるから驚く。ドッグトレーナーは叩いた。)
- 無視(先代は犬プロに「無視」推奨される。「無視」は最低の虐待。)
※「無視」について。犬育てのサイトでもいくつか見かけました。先代も「無視しましょう」と教えられました。それがどれだけの絶望を生むか、生きるエネルギーをなくすか。「無視」推奨の犬プロは、仕事上で人にもやっていました。だんだん、人が離れていくのは言うまでもありません。「無視」は暴力と同じ「虐待」と、私は思っています。
先代犬の育て方でずっと後悔していること
私は小さい頃から たくさんのペットを飼って来ました。
叔父が大変な愛犬家で、ポインター、セッター、コリーなどの大型犬を狩猟遊びしておりました。狩猟で捕ってきた鳥などは見るに耐えられず逃げ回っておりましたが、
犬たちの散歩、訓練は、毎日のようにくっついて行きました。それが、現在の茶々丸の飼い方に繋がっています。
茶々丸を飼う前、先代犬たちはどうやって飼っていたか、お話します。
私は、親や先生の言うこと絶対、と育ちました。
犬を飼うときは、獣医の言うこと、ブリーダーの言うこと、トレーナーの言うこと・・プロの言うことなのだから、しっかり言いつけを守りました。
結果、病気だらけで苦しんで死にました。
死んだとき、病院で言いましたよ。
「こんなに早く死ぬなら、食べたいものを食べさせれば良かった。野原で遊ばせれば良かった。」
獣医もブリーダーもトレーナーも、人目憚らず号泣していました。
彼らも、そのように 学んできた のです。
選択できない 飼い主 私が悪い。
私が守った犬の育て方をまとめます。
先代犬たちの育て方
- 食事は指定されたドッグフードのみ
- おやつは犬用ガム、牛のひづめのみ
- 私が見ていないとき、夜はケージ
- ドッグトレーナーによる躾
- 長毛小型犬の散歩はなし、室内で運動
- 28日に一度、トリミング
- 週に一度シャンプー
- ワクチン等、アレルギーがあってもリスクの方が大きいから必須
先代犬たちが幸せだったこと
こっそり果物をあげたりしていた。体調の変化にすぐ出るのですぐバレた。私が怒られ、メンドクセと思った。
大変利口な子たちで、よその家でフリーで預かってもらったりした。当時、犬が入ってもよい店などなかったが、伏せをして動かない姿を見て、色々な店、私が仕事で訪れる色々なところで待たせてもらった。
大型犬不可の宿泊施設でも、お利口な姿を見て「特別ですよ」と入れてもらえた。「ここからはダメよ」を理解しているので驚かれた。
たくさんの旅行、私の仕事に同席した。
ヒトのためか、犬のためか、両方のためか
彼らが死んで、もう犬は飼わない、と誓いました。
私の犬育ては間違っていたのではないか。
確かに、どこへ出しても恥ずかしくない、忠実な犬、たちでした。
彼らの死後、私自身、関わった犬のプロたちの人生に色々ありました。
そこで見えてきたのは、その犬のプロたちが健康であるかどうか、幸せであるか・・・
私もです。私が健康であるか、幸せであるか、ということ。
茶々丸はすべて真逆で育ててみた
これは私の「実験」です。
茶々丸8歳、仔犬のときにすでに極端なアレルギーとわかり、先代たちと同じ育て方はできませんでした。
出会う獣医も違います。
トリマーは手作り食をやっている方たち。
手作り食をやっていると、ご縁があるのも手作り食の子がほとんど。
ご褒美なしで育てる
茶々丸は、ご褒美なしで育てています。
YouTubeで「凄いな、この犬。この飼い主さん」と感嘆する子は、ご褒美なしでした。やっぱりな、という感じ。人間でもそうでしょう。
【動画】愛犬家西郷隆盛さんの犬育ては現代に通ず
私は先代犬たちを飼っているとき「最新の犬育て」「最高の犬プロたち」と酔っていたかも知れません。冷静に自分の足元を見ようとしなかった。自分の犬を自分で見ようとしなかった。
「任せて安心」だなてコマーシャルじゃないのだから、自分の犬、自分でちゃんと育てろよっ、って自戒。
偉人、というのは何においても秀でていると思います。西郷隆盛さんが愛犬を詠んだ漢詩があります。ごく一部ですが、動画にしました。もしよろしければご覧ください。
お付き合いくださり、ありがとうございます。